1.はじめに
藤沢市議会では、平成25年に施行された「藤沢市議会基本条例」の理念である「開かれた議会」「市民に親しまれる身近な議会」となる取り組みを進めています。この条例に基づき、議会報告会・意見交換会をさらに発展させた「カフェトークふじさわ」を毎年開催しております。
2.新しい様式の検討
しかしながら、コロナ禍により対面での開催ができなくなったことから、広報広聴委員会が新しい様式の開催方法を検討し、今回は、Web会議システムを活用し、「Onlineカフェトークふじさわ」として開催することとなりました。講師・ファシリテーターとして、第1回から引き続き牧瀬稔氏(関東学院大学法学部地域創生学科准教授)と牧瀬准教授のゼミナール生にご参加いただきました。
今回は試行的な取組でもあったので、市議会からは広報広聴委員会と正副議長が出席し、呼びかけに応じていただいた、鵠沼中学校、湘南台高等学校、藤沢総合高等学校の生徒のほか、民間企業や藤沢商工会議所の方々にも加わっていただきました。
3.当日の様子
当日は、「コロナ禍における新しい藤沢市を展望する(第1・2部)」、「コロナ禍における公民連携を展望する(第3部)」をテーマに活発な意見交換が行われました。
第1・2部では、それぞれ中学生、高校生が参加し、@コロナ禍により困っていることを参加者で共有し、A10年後のwithコロナ時代の未来予想図をどう描くか意見交換し、Bとして@とAの間にあるギャップを埋めるために、藤沢市役所(藤沢市議会)に期待することは何かを考え、CとしてBを踏まえて私たち(参加者)にできることは何か、を考えました。
第3部では、民間企業の方々が参加し、@コロナ禍における行政運営の課題について話していただき、Aコロナ禍における企業活動の変化について意見交換し、Bとして@とAから行政と民間の「公民連携」の可能性を探りました。
実際のOnlineカフェトークふじさわの開催内容については、下記リンクから動画をご覧ください。
4.開催後の動き
牧瀬ゼミナール生の皆さんが、Online カフェトークふじさわにて出されたご意見を踏まえて、令和3年1月 26 日(火)に藤沢市議会に対して、Web会議システムを用いて、政策提言の発表会を実施しました。市議会は正副議長、広報広聴委員会委員が発表会を傍聴し、内容について質疑応答と講評を行いました。
市議会では、Online カフェトークふじさわにて出されたご意見・政策提言発表会の内容をもとに提言書をまとめ、4月21日(水)に市議会を代表して議長及び広報広聴委員会委員長から市長に提言書を提出いたしました。
5.今後について
Online カフェトークふじさわにていただいた貴重なご意見は、今後の議会運営の参考とさせていただきます。
なお、今回のオンライン方式の検証結果を踏まえ、これまでの実績を考慮した大学等との連携、協働による、令和3年度の実施方法については広報広聴委員会で検討してまいります。