〜賛成多数で可決成立〜
議員自らが襟を正し、議員対議員、議員対職員のハラスメントを防止する「藤沢市議会ハラスメントの防止に関する条例」は、市民クラブ藤沢、民主クラブ、藤沢市公明党、日本共産党藤沢市議会議員団、湘南維新の会、自由民主無所属の会、アクティブ藤沢、We藤沢による共同提案として、条例議案を提出、賛成多数で可決成立しました。
〜条例制定の意義〜
ハラスメントは、個人としての尊厳や人格を不当に傷つけるなどの人権に関する許されない行為であり、職場の業務に支障をきたし、市民のための健全な議論を妨げ、結果として市民サービスの低下を招き、市民のみならず社会からの信用及び信頼を失わせることになります。
そのため、議員として自らが襟を正し、ハラスメントを許さず、未然に防止するために条例が制定されました。
〜この間の経過〜
昨今、政治の場におけるハラスメント行為が大きな社会問題となっている中、本市議会において、ハラスメントの防止への取り組みとして研修及び行政視察を実施してきました。そうした中、ハラスメントの防止や抑止等のルール作りが必要と考え、議員におけるルール作りを議論するための実態把握として、令和6年1月、市管理職職員などを対象とした議員によるハラスメントについてアンケート調査を実施しました。調査を実施した結果、「そんなこともしらないのか」「お前じゃ話にならない」と言われる、「長時間拘束された」などの事例があることが判明しました。こうしたことを受け、条例策定に向け議会運営委員会で話し合いが行われてきましたが、条例を策定する方向性について一致に至りませんでした。そのため、条例策定に賛同する議会運営委員会の会派により、条例案作成の作業を進めてきました。条例案が形になったため、他の会派に条例案を示しながら賛同会派を募り、また意見を受け加筆修正した条例案を、議員提案として提出しました。
令和6年12月4日(水)市議会定例会本会議で、質疑の後、継続審議を求める動議が出されましたが否決、討論の後、採決となり、賛成32人、反対2人(他欠席1人)の賛成多数で可決成立しました。